burumix’s diary

アクティブ妊婦期→おおざっぱな子育てブログ

【出産】超スピード出産編


2019/10/20(日)22:37

2880gの男の子を出産しました。

 

予定日から10日も経過しましたが母子ともに健康でよかったです。


陣痛開始から55分

分娩台に上り産まれるまで27分

1時間22分の超スピード出産でした。

 

 

10月19日

出産日前日の夕方

前駆陣痛がはじまる。

間隔は10分から1時間とまちまち。


このまま陣痛がきてしまうと、土日曜日は無痛分娩ができない病院のため、普通分娩になってしまうので、どこかに遠のいてくれと必死に願う。


2日前にあった前駆陣痛とは痛み方が違くて、お腹の張りより腰痛が酷く、前駆陣痛ってこんななの?と疑いながら過ごす。


夫が腰をさすってくれたりと、フォローをしてくれてだいぶ楽になるが、痛みでうまく眠れず夜があける。

 

 

10月20日

前日からの前駆陣痛が続く。

間隔は20〜40分間隔くらい。


翌日に無痛分娩の予約をしていたため、14時から入院することになっていた。

前駆陣痛の合間に身支度やらを済ませる。


歩いて10分もかからない病院だが、さすがに痛みが来ているタイミングは、10分も歩けないのでタクシーを呼ぶが、、

いっこうに電話がつながらない。


陣痛タクシーを登録していたが全く意味がなかった。


住まいが駅近ということで、夫が駅でタクシーをつかまえて、マンション横ギリギリにつけてもらい病院へむかう。


病院に着いて、翌日の無痛分娩の説明を受ける。


NSTで陣痛間隔を計測すると15〜20分くらいでまだまだとのこと。

 

子宮口も2日前の検診時点で2センチだったのでこちらもまだまだとの。


翌日の無痛分娩までに行うはずだった子宮口を広げる処置は、前駆陣痛がきていたので行わず自然に広がるのを待つことに。


17時シャワーを浴びる

 

18時夕ごはんを食べる

ベッドで起き上がってごはんを食べるのが困難で、リクライニングをギリギリ倒しながら食事をする。

 

無痛分娩で明日の朝ごはんは水分だけと聞いたので必死に食べれるだけ食べた。


面会終了時間の21時まで夫が一緒にいてくれて、部屋でラグビーワールドカップの、日本vs南アフリカ戦を観る。


病院についてからは陣痛カウンターはつけなくて良いと言われつけていなかったが、変わらず20〜30分間隔くらいだった気がする。


ワールドカップを観ながら再度NSTで陣痛間隔とお腹の張りを確認。


まだ間隔も短くなっていないし、そんなにお腹も張っていないからまだだねと言われる。


計測中にも前駆陣痛がきて、

腰が痛いと助産師さんに伝えたが、出産近くなると痛くなるとのことだった。


21時面会時間終了のため夫が帰る。

21:15日本vs南アフリカ戦試合終了。


明日に備え寝ようと横になっていると、、

今までの痛みレベルよりはるかに高い痛みが押し寄せてきた。


腰が砕けそうな痛み。

しかし、痛いのはお腹ではなく腰。

ナースコールをしていいのかためらう。


21:45

30分ほど痛みに耐えたくらいで、手足の震えや脂汗が出てきて、さすがにおかしいと思いナースコールをする。


動けない状態になっていたため、車椅子でLDRに運ばれる。

 

助産師さんがダッシュで運んでくれて、汗だくだったからか廊下を走る時の風が気持ちよかったのを覚えている。


LDR到着後、子宮口を確認すると既に全開で今すぐ産まれそうとのこと。

 


22:10

助産師さんから携帯電話を渡されて、分娩台の上から夫に電話をする。


すぐ産まれるって、どのくらいすぐなのかわからないまま「すぐ産まれるらしいからとにかく急いで来て」と連絡をする。


LDR内がものすごく慌ただしく、こちらも何がなんだかわからない状況で、不安でいっぱいになる。


いつの間にか先生がいた。


先生はずっと私を担当してくれた先生で一気に安心する。

たまたまこの日は当直だったらしい。


先生、助産師さん、看護師さんから陣痛がきたら、、。


「うんちをする様に力を入れる」

「腰は浮かせずベッドにつける」

「目は開ける。つぶらない」

「手は分娩台の手摺りを握る」

「脚は閉じない」

「あごはひく」


と言われる。。。

やること多いわ!!

 


必死にいきみながらできるだけ言われたようにしたつもりでいる。


お産の進みが早すぎて赤ちゃんが羊水の中でうんちをして羊水が混濁しているとの。


その羊水を飲んで心肺が下がっているから、鉗子分娩ですぐひっぱり出すと言われる。


会陰マッサージの甲斐虚しく麻酔をし、お股を切られる。。

 

何がなんだかわからないがとにかく痛い。


21時半前?

旦那さんが到着しました!と言われる。

いつの間にか夫が肩や腕をさすってくれて嬉しかったなぁ。


いきむ時に「上手上手」と褒めてもらうが、正解がいまいちよくわからない。

 

とにかく早く終わって欲しい一心で変な声出しながらいきみまくる。

 

痛みの合間に、夫にはこんな姿を見られたくなかったから、無痛分娩が良かったのになぁ。なんて、ことも思った。

 

痛すぎて赤ちゃんの頭が出たのもよくわからなく、

「頭が出たからもういきまなくていいよ!」

「お股見て」と言われみたら、

赤ちゃんが出てきていてすぐに産声をあげていた。

 


21:37

終わった。

 

嬉しいとかの感情よりとにかく放心状態で何にも考えられない。

 


すぐさま、子宮から胎盤やら何やらを出され、会陰切開部分を縫われる工程に。

それもまた痛し。。

 


赤ちゃんの体を洗ってもらい、私の腕の中に持ってきてもらい、ようやく産まれたのかと実感するも、母親学級で見たDVDのような「産まれてきてくれてありがとう」なんてことばは出なかった。

 

 

頭がぼーっとしながら親子3人ではじめての写真を撮ってもらう。

 

後々、写真を見ると顔はむくみすごい顔をしていた。

 

血圧が急上昇していたらしく、低血圧の私が

151/91とだいぶ高血圧に。

 

 

赤ちゃんは新生児室に引き取られ、私は血圧が下がってから部屋に移動することになるが、中々血圧が下がらず、薬を飲んで3時くらいまで分娩台の上で横になる。


歩くこともできなく車椅子で部屋に運んでもらい、ようやく眠りにつき長い1日が終わった。


結局、無痛分娩に出来なかったが、このスピードでは麻酔が効く前に生まれてきているよと言われた。

 

あと、浮いたお金で美味しいもの食べてくださいと。


初産婦では珍しいほど早いお産だったみたいで、もし2人目の時はもっと早くなってしまう可能性があるから、産院によっては普通分娩で対応してくれないかもしれないとも言われる。


陣痛時用で用意したものは何も使うことなく終わり怒涛の出産となった。

 

せっかく、クロマニヨンズの新譜をダウンロードして聴けるように準備しておいたのにな。